廃車時の保険手続き
このページでは廃車時の保険手続きについて解説していきます。廃車買取業者などに依頼される予定の方、廃車にともなう保険の解約手続きなどについて知りたい方は参考にしてください。
自賠責保険
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている強制保険で、各種保険会社の契約とは手続きが異なります。
新規自動車登録あるいは継続検査の際に、必ず加入しなければならず、手続きは自動車会社と保険会社が行っています。
廃車にする際には、解約手続きが必要となり、残存期間により返金される可能性があります。
その際に必要な書類は
- 自賠責保険承認請求書
- 自賠責保険証明書
- 本人確認書類（運転免許証、パスポートなど）
- 返戻金振込先の口座
- 印鑑
- 廃車証明書
自賠責保険承認請求書は、契約中の保険会社の窓口、もしくはホームページからのダウンロードにより入手が可能です。
また、解約には廃車証明書が必要となるため、自賠責保険の解約手続きの前に、運輸局で廃車手続きをしなければなりません。
廃車手続きが終わり、廃車証明書を用意できたら、保険会社で自賠責保険の解約をします。
なお、自賠責保険の解約手続きに関しては、廃車買取業者などに依頼すれば、廃車手続きとして代行してもらうことが可能。特に全国展開している廃車買取サービスや自動車販売会社・自動車修理会社などは、手数料無料で行っている場合もあります。
任意保険
車を買い替える場合は、契約中の保険会社へ30日以内に車両入替申請をしなければなりません。万が一、手続きを怠ると、補償を受けられなくなるので注意が必要です。
もし、しばらく車を運転しないのであれば、運転しない間の保険料が発生しないように、一旦解約したほうがよいでしょう。その場合は、等級を引き継ぐために中断証明書を発行してもらいます。
今後、車を運転しない場合は解約するだけでよいのですが、解約が遅れると、返戻金の額が減ることになります。 それを防ぐ方法として、廃車にする日時を前もって保険会社へ連絡しておく「先付解約」が有効です。