廃車買取の相場
このページでは廃車買取の相場について解説していきます。廃車の予定がある方は参考にしてください。主に廃車買取業者を利用しようと考えている方に向けて書きました。
普通自動車の廃車買取相場
廃車を考えたときに、気になるのが買い取り価格。通常、車種や年式、走行距離、車の状態などから査定されますが、業者により価格や対応に差があるのが実状です。
車種によっては、パーツや部品のリサイクルが可能となるため、人気車種や需要のある車は、プラスαの査定を期待できる可能性もあります。その際に大切なのは、自動車リサイクル工場や設備が整った業者に依頼することです。
また、解体では、鉄やアルミなどをリサイクルできるため、最低ラインがあります。この場合、大型の車ほど、必然的に買い取り価格が高くなり、鉄資源の相場が影響することもあります。
なお、解体・スクラップ車の場合、費用と相殺し、差し引き0円になる場合もあります。
軽自動車の廃車買取相場
軽自動車の廃車買取の場合も、廃車買取業者へ依頼した方が、手続きの手間も省け、価格が高くなる可能性があります。
ただ、軽自動車は普通自動車よりも耐久性などが劣る上、普通自動車に比べて鉄資源になる量が減るため、買取価格が下がることも多くみられます。
そのため、軽自動車は、年式が新しく走行距離が少ない場合は中古車としての市場価値がありますが、廃車となると、高値での買い取りは難しくなります。
廃車に値段がつく仕組み
廃車買取業者は、相談や見積り査定、廃車の引き取り、必要な書類の準備、買取金の支払い、廃車手続きなど、一連の流れを一貫してサポートしてくれます。
専門性が高く体制が整っており、自動車リサイクルの技術、パーツや部品のリサイクル、鉄やアルミなどの資源化、海外輸出などのネットワークを築いているため、販売できない車でも、合理的な方法で廃車に価値を生み出して、消費者に還元している業者が多くみられます。
廃車の依頼は、廃車買取業者・自動車ディーラー・自動車整備会社・自動車販売会社・解体業者などで可能ですが、自動車関連業界の中でも事業の中心が異なるため、廃車手続きやレッカー代などが無料であり、買取価格が高くなりやすいのは、廃車買取業者ということになるでしょう。
ディーラーの場合、手続きを代行してもらえますが、基本的に販売できない車は買い取らず、逆に廃車費用を請求されることがあります。
解体・スクラップ業者は、廃車手続きを自分で行う必要があったり、手数料が発生する可能性もあったります。また個人からの依頼は受け付けない場合もあるので注意が必要です。
高額査定されるためには？
買取金額には業者間の差が出ますので、どの業者を選ぶかが重要なポイントになります。
特に再販やパーツ・部品の再利用ができそうな場合、査定額が妥当かを判断するため、所有している車の相場を把握しておくことが大切です。
また、海外では日本車の人気が高く、日本で廃車になるような車でも取り引きされていますので、海外とのネットワークがある会社では、高値がつく可能性があります。
日本の中古車市場に出回る場合、時期によっても買取価格が変わることがあります。
例えば1月から3月は、新社会人が車を購入するため、市場において中古車が不足する時期です。また中古車販売業者が車を確保したり、消費者が車を探し始めたりする9月頃も、買取価格が高くなる可能性があります。
それ以外にも、純正オプションの有無や車の状態、メンテナンスノートなども、高額査定につながる要素になるでしょう。