廃車時の税金手続き
このページでは廃車時の税金手続きについて解説していきます。廃車の税金手続きは少し複雑です。廃車買取業者に依頼する方でも、自身でやらなければならないことがあるかもしれません。廃車にする予定がある方は参考にしてください。
廃車にすると戻ってくる税金は
廃車に伴い還付を受けられる可能性があるのは、普通自動車であれば自動車税と自動車重量税。軽自動車であれば自動車重量税のみで、軽自動車税の還付はありません。
還付される金額は、納付した金額と残りの月数などから計算されますので、所有している車と廃車にするタイミング次第となります。
還付の手続きについて解説
自動車税（種別割）
自動車税は、地方税法に基づき、都道府県において、毎年4月1日現在の自動車所有者に課せられ、毎年支払う税金です。
廃車して抹消手続きが完了すると、納税者のもとへ行政機関から「送金支払通知書」（銀行を指定した場合）、または「振替払出証書」（郵便局を指定した場合）が届きます。
窓口での受け取りには、送金支払通知書もしくは振替払出証書、身分証明書・印鑑が必要です。通知が届いたら、指定した窓口で還付受け取りを行います。
なお、口座振替を希望する場合は、運輸局で廃車手続きをする際に、振込先の口座を指定（都道府県によっては、金額の大きさで受け取り方法を指定している場合あり）しておく必要があります。
自動車重量税
自動車重量税は、国に治める税金で、自動車検査証の交付等を受ける際、つまり新規登録または継続車検時に納付します。
廃車にする場合は、自動車重量税は車検の残存期間の月割り相当額が還付されますが、還付申請は、自動車リサイクル法に基づき使用済み自動車を適正に解体するとともに、永久抹消登録申請または解体届出を同時に行わなければなりません。
手続きが完了すれば、車検残存期間に応じて自動車重量税額が還付されます。
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